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machibari

主になんらかのもの

君の膵臓を食べたい 感想

マイベストフレンドであり、マイバッドフレンドでもある本が好きなマイフレンドから借りました。

 

この本は最後の最後まで主人公の名前が語られなくて、【仲のいいクラスメイト】だのなんだので表現されます。

それいいなーってめちゃくちゃ思いました。案外不自然に思うこともなく、主人公には文章がこう伝わってるんだなーってのもよくわかって面白かった。

 

ネタバレ

開幕死んだところから入ったのがすっごく改めて考えるとナイス。「いつか終わりくるんやろなぁ」って意識ができるし後で「膵臓の病気やで~」みたいなこと言うから「まあどうせ死因は膵臓やろw」ってなる。ならなかったー!だまされた

最初は人間味が無くて機械的だった主人公がヒロインと会話を交わすたびにどんどん感情が芽生えていくのがとても良かった。

後半の「僕は君になりたかった」みたいなところもめちゃくちゃグッときた。

中盤~後半にいくたびに定期的に変化していく【】の中の単語が面白かったし、後で主人公の「自分の名前がどういう感情で呼ばれてるかを考えている」みたいなのも読んでなるほどなぁと思った。

 

最後にヒロインが退院直後に刺される通り魔に刺されるシーンで体がいっきに強張った。

人間に約束された明日ってものはこの世界には保証されていなくて、なるほど、もっと人を大事にしようと思った。

僕も最近自殺をしようか考えている友達がいて、もちろんその友達とは今でもよく遊んだりするんだけど、やっぱいつ死んでもおかしくない。

君の名はみたときも思ったんだけど、やっぱり人生は死と隣り合わせだ…いつ、誰が死んでもおかしくない。僕も。

 一日たりともおざなりにしない、ってことはできないけど、うーん。

 

 

全体的に死ぬほどテンポが良くて1Fで読めた。

検索かけたらある作家意識したみたいな文章だのなんだのらしいですね…また買って読み直します。