machibari

主になんらかのもの Twitter→@Makabe_McCloud

黒魔女さんが通る!! 読書感想文

なんか久しぶりに読書感想文書いた気がする。

 

まず軽く自分語りをすると、僕の小学校では授業開始前の時間(いわゆる朝学習であったり、朝の挨拶の前であったりの時間)に、日直の人が一冊本を紹介する、というものがあり、そこで女子がかなりの頻度で紹介していたのがこの本でした。

当時のぼくは「なんかみんな同じ本読んどるな」と、それこそみんなが読んでいるゾロリを片手に思っていて、特に気に留めていなかったのですが、あれから10年?そんなに経ってないとは思いたいですが、古本市場で93円コーナーにこの本を見かけたときに、あれからときも経ちオタクとなってしまった僕は「え、表紙のメグって子かわいいなぁ」と思って購入。

普通に面白かった。

オカルトマニアのへんな女の子が、恋の行方を尋ねるためにキューピットを呼び出そうとしたが、鼻が詰まっていて「ギュービッド」→黒魔女を呼び出してしまう、という導入。そっからは主人公が数奇な運命に巻き込まれていってしまう、といった感じ。

怪奇現象や別の魔女であったりに惑わされる人間や主人公、それだけでなく、恋であったり人間関係に惑わされるキャラクターたちもいて、どこか人間の脆さ(?)もうまいこと描写されてて「すんげー」って思いました。

キャラクターは基本変わらない上にそこまではっきりと覚える必要もなく、わかりやすいので読みやすい。昔こういうのを読んだときはどうにもキャラが途中でごっちゃになって何度もキャラクター一覧をチラチラと見ながら読み進んだことが多かったのですが、この本はそういうこともなかった。(とはいえ、「こういうの」を読んだ時期はそれこそ小学生時代であり、単純に記憶力が上がっている可能性もあるのですが。)

あと途中「え、これ俺もサッパリだし当時の子もサッパリだったでしょ」っていうようなネタであったり、「主人公、オタクとして強すぎるなぁ」ってくらいによくわかんないところから出典してきたり、そんなことなんで知ってるんだよってことが多かったのも面白かった。

あと思ったのが主人公の女の子の視点から展開される話なので、多分それで世の女の子たちは感情移入しやすかったんかな、と思う。いわゆる神の視点ではなく、あくまで等身大の女の子からみた世界で書いた本。

でも、こんな、ゲラゲラ笑うのとは別ベクトルの面白い本を、あんな若いうちから読むなんて、どうにも、当時の女の子たちには驚かされる。

僕がゾロリでゲラついてた頃にはもう一歩も二歩も先を行ってやがったんだな…。女の子、すごい。