サイド・ロード

いつでも戻れるようにパンを撒いてゴー

唇のニキビと内臓のロック

 下唇にニキビができている。

 対処法を乞いたい。

 というのも、こうなった原因というのはわかりきっている上に、正直原因を話しちゃうと、教えてあげようと思って続きを読んだ人に「なーんだあほらし」とも思われてしまいそうなことなのだが、原因というのも暴飲暴食。

 450グラムのハンバーグを食べた後にパフェを平らげてしまったのだ。そりゃなんらかの支障は出るだろーよ!

 そこで、人差し指でニキビをいじいじしながら思ったことがある。

 「これは、いわば僕自身に対する内臓の怒りの現れ、いわばロックでは?」

 僕という内臓の「支配者」に対しての、胃の反骨精神がニキビを僕の表面に出したのだ。

 このニキビができるまでの間に、僕の胃にはいくらかの怒り、憎しみがあって、それを何かで表現しようとして、僕の体の、いわば割と目に付くところである「唇」にひとつニキビという「怒りの表現」をしたのである。

 僕もそれに対しては普通に人と会う上であんまりよろしくないよなぁ、とかおもっちゃってるわけだから、彼(内臓の性別までは知らない)の、僕に対する反抗は見事に成功。横っ腹に一突き喰らわせることができたのである。

 ロックだ。

 彼のやりきれない怒りが、そして怒りの表現が、僕の心を動かしたのだ。

 僕はこれまで、自分の身体というものを意識したことなかった。でもやりきれない、怒りを見事に表現した、僕の内臓のかっこよさには痺れた。

 もうちょっとやさしくしないとな、と思いました。ごめんよ。とうぶんインドカレーはやめにするからさ。