サイド・ロード

相も変わらずしみったれ

YouはどうしてWiiUnoSmashwoするんだ?

 ZeRoの引退を受けて、「おっそうか~。」って感じの空気が漂う中で、「ZeRoの引退に触発されて自分がこのゲームをする理由を書きなぐりました。」って記事が流れてきて、

「そーいやオレ、なんでスマブラやってるんだっけ」

と思ったので、自問自答、そして自分語りも兼ねて書くか、ってことでタイトルです。

「YouはどうしてSmashwoするんだい?」

 僕はこういう質問をされると、

「絵師さんがよく描けスマブラってやってるじゃないですか~~。あれに殴り込みにいってボコボコにしてオレの好きなイラストめっちゃ描いてもらうためっすよイヒヒヒ」

という返しをしているが、この返しが笑いを取った記憶はいまのところ無い。こちらとしては、せっかく準備しているのだから大いに笑ってほしいと思うのだが。

 そんなことはどうでもいい。なんでスマブラをしているか、ということが問題である。

 正直、僕は徐々に「本気(ガチ)」という道から離れつつあるし、正直「もうおめぇ、スマブラやってねぇだろ!エラソーに語るんじゃねえ!」みたいに思われるかもしれない。

 が、そういわれる覚悟をもってして、なおかつこの界隈に居座り続ける理由ってのは絶対あるのだ。

 今回はそれを探りたい。それについて考えたい。個人的な主観です。

 

 一つ思いつくのは、みんながだいたいやってる、ということ。

 これにあたるみんな、というのは地球のあまねくすべての人々だ。僕自身地理は大の苦手だったからアメリカとスペインしかわからないのだが、今回引退したZeRoもチリという異国の選手の一人だった。

 たまにスマバトには海外の人も来るし、京大大会でも何度か海外の人も見た。グルグルケーブルをまいたコントローラー片手にドードーと歩く外国人。

 そーいう人はだいたいちょっとカタコトな日本語か、「アポピョペプチポピンブンボボボ」みたいな言葉を喋る。でも、椅子に並んでどっこらせと座ればサムズアップ、対戦後には固い握手。国境がなんだ、俺たちにはスマブラがあるぜと言わんばかりに意思疎通ができる。

 「焼肉屋のテーブル回りではどんな人間でも平等だ。なぜならみんな、アブラがはねないようにエプロンをしているせいで、でっかい赤ちゃんに見えるからな!」みたいな言葉があるんですけども、僕はそれにならって、こう思う。

 コントローラー握った時点で、年齢も国も、なーんも関係なくなる。あとは画面にいるキャラだけなんですよ。

 書いて思ったけど、「スマブラって何だ?」って動画でこれと似たようなこと言ってましたね。でも本当にこれは思う。

 

 二つ目は、いろんな人がいる。

 るせー!この世はいろんな人しかいねーよ!みんな一人ひとり違う種をもってるんだよ!!!とはいうものの、いろんな人がいる。

 中学生、高校生、大学生、オタク、高学歴、絵が上手い人、おもろい人、マジでよくわからん人、めっちゃ強い人、など。

 こうして書き並べたら不審者ばっかになっちゃったけど、上記の外国人も含めると、いろんな人がいます。

 そんな一見全く関係のない人たちが共通の趣味を持っている。そりゃあなんだ?スマッシュブラザーズだ。

 正直、ほかにゲームもあったろう。スマブラだけでも64、DX、X、とまだ三つもある。さらに成長が実感したいんだったら筋トレでもいい。ゴルフもある。イラストでも文章でもなんでもいい。強くなりたいんだったらプロレスもありだ。なのに、スマブラ

 こういった数奇なめぐりあわせ、そして一般的にスマブラのプレイ歴ってのも、最長でもまだ20年くらいだろう。

 一生は80年として、その80年と80年が2000年以上の時の中で重なっているだけで十分に奇跡。そしてその人たちが偶然にも、自分の成長を、達成感を、闘争本能を格闘ゲームに注ごうと思った。さあ格闘ゲームといってもいろいろあるぞ。その中からスマブラが選ばれる。しかもWiiUだ。こりゃもう、奇跡の連続である。

 しかも、そんな奇跡の重なりの末に、友達ができたり、新しい趣味が生まれたりするのだ。僕もそんな奇跡のような出会いを果たした人に「アイドルマスター」を教えられて、今ウヘウヘとかわいいアイドルを見ては鼻の下を伸ばしていたりする。

 そんな人との出会いの刺激がある上に、さらに、その人たちと対戦して、高めあうことができるんですよ。もちろんこれはスマブラに限ったことじゃないですけども。

 いや、といってもスマブラ、なんでここまでいろいろな人がいるんだ?

 それは第一に書いた「だいたい誰でも持ってるから」なんですよね。

描けスマブラをする「絵が上手い人」から、美味いタコスを作る「スペイン人」まで。ぱっと見共通点はないんですけども、彼らはGCコンの形を知っている。これはすごいこと。

 だから僕は、この界隈がすごい好きです。

 

 これらが一応、スマブラ触ってねーくせ居座り続けるいいわけであります。

 僕が好きなものに、「音楽」とか「絵」とか、そういうものがあるんですけども、そういったものとスマブラに共通するのは、「だれでもできるし、いろんなひとがいる」ことなんだなぁ、と思いました。これは本当に感想なんですけども。

 食うもの、喋る言葉、肌の色、目の色、年齢。これらが違う人たちが一つの会場に集まって、コントローラーを握って、「対戦お願いします!」という意味の言葉を言う。

 そんなの見ちゃったら、僕はなかなかやめらんねぇなあ、と思ってしまう。